不安と期待

春が爛熟の色をなし、やがて花が散り、夏の新緑が眩いばかりに躍動し、秋の落ち葉を眺めつつ、冬の静寂が訪れる。　人の運命や人生は流れ往きとどまることはない季節の移り変わり、眩いばかりの光を放てば、静寂に身を潜める。
人はその循環を求め内面に目を向けますが、時に人は不安の渦に巻き込まれ、渦に溺れる事があります。
過度に不安を見詰めると不安が増します、忘れようと思えばこびり付き、増殖するでしょう。
期待で不安を打ち消せません、楽しいことを考えても楽しさを下げているだけで楽しくはないでしょう。
実際貴女の不安は何故起きたのでしょう？　意外に捏造された不安もあります、世間の一部の常識とか、既成概念とか、本当に何が不安なのかを見定める事は重要です。
恋愛で多い心理に『騙されたくない』があります。
一般的思い込みによって作られた固定観念「男は浮気する動物だ」　きっと貴女が彼の怪しげな行動を観て思ったのでしょう。
最近lineでのやり取りが激減した、電話の時席を外すようになった、最近週末を理由を付けてキャンセルされた、仕事で遅いと言って挙句に寝てしまったと言うなどなど。
でもこれは浮気をするのが男性だの思い込みの認知バイアスから発生するもの、挙句に騙されたくない思考で不安の渦にしているのです。
渦に巻き込まれる前に話し合いをするべき、確かに浮気は存在します、でもそれは女性も同じ、単純に貴女が求めている貴女への束縛がないからと言って愛がない訳ではない、 男性はより単純に、自分以上の男はいないと貴女に対して確証のない確信を抱いているだけ、貴女だけが不安になるのは、彼が不安がらないから、確証のない確信を崩すのです 。
それが終われば、不安を消す為に思いっきり話すことです、話して話して、これでもかと言うぐらい話して飽きれば、お風呂にでも入り温まる、温まるは効果的です。
この世界は、貴女の期待の想像力で描く絵画なのです、不安で描く絵画ではありません。　全ては想像力が不安と期待を生みますが、それだけ不安の想像力があれば、期待の想 像力もあるのです。
でも、塗りつぶしが出来ないので、別々の絵画なのです。　吐き出し忘れる、それが出来れば立ち向かえます。
話と言うことは、当事者もいいでしょう、でもより冷静になる為に是非お越し下さい。