見えぬ先より目先が重要と思ううちは何も手に入らない
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
人々は理解できぬことを低く見積もる。
人間は、何を滑稽だと思うかということによって、何よりもよくその性格を示す。
気持ちよい生活を作ろうと思ったら、済んだことをくよくよせぬこと、めったに腹を立てぬこと、いつも現在を楽しむこと、とりわけ、人を憎まぬこと、未来を神にまかせること。
立派な目標と偉大な仕事をやり遂げる道は二つしかない。体力と耐久力である。体力はほんの一握りの恵まれた人間のものである。しかし厳しく身を守り、常に耐え抜くことは、ごく弱小な者でもできるし、たいていの場合目標を達成する。これは、彼の無言の力が時が経つにつれ、何ものにあってもへこたれないほど強力になるからだ。
生の歓びは大きいけれども、自覚ある生の歓びはさらに大きい。
自分自身を信じてみるだけでいい。きっと、生きる道が見えてくる。
人生に成功する秘訣は、自分が好む仕事をすることではなく、自分のやっている仕事を好きになることである。
女性を力強く守ることのできる者だけが、女性の愛願を得るに値する。
自由でないのに自由であると考えている人間ほど、奴隷になっている。
人は各種各様の旅をして、結局、自分が持っていたものだけを持って帰る。
すべてを今すぐに知ろうとは無理なこと。雪が解ければ見えてくる。
あらゆる階級を通じて、目立って気高い人は誰か。どんな長所を持っていても、常に心の平衡を失わない人だ。
真理はたいまつである。しかも巨大なたいまつである。だから私たちはみんな目を細めてそのそばを通り過ぎようとするのだ。やけどする事を恐れて。